PAGE
TOP


養蜂儂人 鈴木 良近

YOUHOU NOUJIN SUZUKI YOSHICHIKA

鈴木養蜂園
一部儂人
田原市出身
http://atsumi-hantou888.jp/index.html

 年間を通して気候が安定し、自然豊かな愛知県の渥美半島で「ミツバチ屋」として活動。自らを「はちみつ屋」ではなく「ミツバチ屋」と称する。それ故、鈴木が創るはちみつは、「ミツバチ屋が作るはちみつ」なのである。

 昭和49年、「子どもたちのために、体にいい天然のはちみつを食べさせたい」という思いで、父が趣味で蜂を飼い始めた。そんな父の後姿を追うように、やがて鈴木自身も養蜂家の道へ。実は、それまで建築の世界に没頭していた。国道259号線沿いにある自社店舗も鈴木が設計、施工したものだ。

 その昔ながらの日本家屋をリノベーションした店内は、どこか懐かしく、そして温かい空間を持つ。客層も幅広く、地元はもちろん、休日には観光客が他県から来店するなど、この店舗を核に「生産者と消費者との交流の場」が広がっている。

 鈴木が創り出すはちみつの特徴は、加熱処理をせず、また抗生物質も一切使用していない、言い換えれば、「採取したはちみつをそのまま瓶詰めしただけ」のシンプルなもの。もちろん、店頭では自家製はちみつ以外取り扱わない。クロガネモチ、菜の花、ミカンそれぞれの花から採取された3種類の個性的なはちみつは、香り、味がまったく異なるため、すべての種類をリピート購入する顧客も少なくない。

 ハチはもちろん、花粉を提供してくれる草木もそう。大自然の力を借りて初めて養蜂業は成り立つ。試行錯誤を繰り返す日々に甘い近道はないが、養蜂儂人・鈴木良近の進む道にはいつも明るい花が咲く。まさに儂人道、ここにあり。 (黒子儂人 清水)