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養豚儂人 鈴木 美仁

YOUTON NOUJIN SUZUKI YOSHIHITO

株式会社G・ファーム 代表
一部儂人
田原市出身
http://taharapork.jp/index.html

すでに他界した父親の夢と意志を受け継ぎ、養豚業を続ける。今や、「田原ポーク」は、この地域に限らず、全国でも名の通った「伝説の豚肉」である。

 渥美半島は、昔から畜産業の盛んな地域ではあったが、この10年で状況は一変した。最近の原油高の高騰や高齢化による廃業、3K産業の代名詞と言われ若者受けしない・・・などの理由が多重に絡み、養豚業者は激減した。そのような状況にあって、鈴木の下にはなぜか若い有能な人材が集まる。それはどうしてか?

 答えは、鈴木の言動の中にある。

 「職場、自宅、いや外に出歩いた時でも、絶対に仕事がきついとは言わない。」

 確かに、鈴木の口から仕事がきつくてしんどいなどと一度も聞いたことがない。無論、単に我慢強いからなどという理由ではない。この仕事に正面から向き合い、心から誇りを持ち、そして他の誰よりも、楽しんでいるからに他ならないのだ。

 鈴木は、豊橋百儂人の活動が自分なりの1つの答えだと断言する。地域を愛し、地域に活かされて来た分、どこかでこの地域に恩返しをしなければと常々感じてきた。

 父親が命を掛けて開発してきたπ(パイ)ウォーターによる独自の飼育技術をより高め、製パン業者から出るパンくず(もったいない!)などを飼料に混ぜ、リキッドフィーディングと呼ばれる手法で餌が与えられる。

 また、病気にかかりにくいように、常に室温や湿度、風量などがコンピュータ制御された室内で、一頭一頭、徹底的に管理し、消費者との信頼をつなぐ。

 あまり多くを語らない男、養豚儂人・鈴木美仁。しかし、その背中は大いに語る。揺るぎない自信に満ちた光が、溢れんばかりにみなぎっているのだ。まさに儂人道、ここにあり。 (黒子儂人 清水)