収穫真っ盛り。

2021年9月17日

甘藷儂人鈴木です。

台風も来ていますがどうなるでしょうか、各地大きな被害などないことを祈ります。

さつまいもの収穫は真っ盛り、特に9月半ば〜10月いっぱいはひたすら収穫の日々です。
品種と株間や植え方などでも変わりますがだいたい芋苗を本畑に植え付けて120日前後がひとつ収穫の目安になります。

早ければ芋の肥大がいまひとつになりますし遅くなると裂果と言って表面が割れる症状が出てしまったり形がとてもゴツゴツした芋になりやすくなったりします。

うちで今つくっているものだと結構収穫日数の幅は広く安納芋、紅あずまなどは裂果しやすく120日きっちりぐらいで収穫するのが適期なのでなるべく肥大はしてもらいつつ堀り遅れないようにして良い形の芋を狙っています。

紅はるか、金時あたりは100日程度の早掘りからはじまり長いものは150日の栽培期間をとります。
用途出荷先などに合わせて大きさの調整や可能な限りの肥大を狙って収穫までの日数を分けています。
またなるべく収穫日を分散することで作業の平準化をしたいという考えもあります。
農作業は忙しいときとそうでもない時の差が激しいのでそこを上手に分散させることが出来ればコストの低減につながります。

昨年から栽培しているふくむらさきは非常長くて160日を目安に収穫します。
例えば5月1日に植え付けた場合10月10日ごろが収穫適期となります。とても長いです。
ですので今年はまだ試し掘りしか出来ていませんが100日経過頃の出来は上々、また近々135日ぐらいのものを掘ってみます。
肥大にとても時間を要する品種で昨年はこのあたりの理解が甘かった為、収穫物の半数以上がかなり小さな芋になってしまうという失態があったので今年はかなり力を入れています。

収穫したものは現在追熟中、甘さと品種ごとのテクスチャがはっきりしてくる時期を見極めて出荷をしていきます。
またネット通販や市内小売店に並ぶ際はこちらでもお知らせさせていただきます。

寒暖差の激しい季節ですがお気をつけてお過ごしくださいませ。