赤丸廿日大根儂人
富永 光昭
富永園芸 代表
一部儂人
豊橋は廿日大根(ハツカダイコン)の国内生産の約6割りを占め、全国トップの生産量を誇る。そんな廿日大根日本一をいう使命感と、周囲の同世代の頑張っているメンバーを見て、自然と廿日大根を育てるようになったのがはじまり。現在では、国内の廿日大根業界全体を守る心意気で、育て・伝えている。シェアがナンバー1だからこそのプレッシャーや責任を正面から受け止め、地域のメンバーと共に廿日大根と向き合う姿は、独特のオーラさえも感じる。
なんと言っても廿日大根は、赤くて丸いかわいい見た目が特徴的だ。その見た目にもこだわり、水と温度の徹底管理など技術的に工夫をほどこして、丸くなるように育てることで所謂廿日大根のスタンダードを維持。クリスマスカラーのかわいい外見とは裏腹に、安心・安全な作り方も含め、「当然のこと」として気を使うシーンがあまりにも多い。
しかし、国内の廿日大根全体を支えているからこそ、赤丸廿日大根儂人・富永光昭は手を抜くこと無く、目線はしっかりとその先を見つめていた。まさに儂人道、ここにあり。(黒子儂人 種田)